マックトン創立当時の業界の流れは、真空管式からトランジスター式に移行する変革期でした。その理由として量産しやすいこと、原価を下げることに大きなメリットがあったからです。しかし、マックトンでは真空管にこだわりつづけました。それはアンプとして重要な音質がはるかに優れていたからです。
30数年経た今日でも、その優位性は、いささかも変わっておりません。しかし、真空管アンプが総じて優れているとは限りません。10種類のアンプがあれば、10種類の異なる音を再生します。設計者の意向が大きく反映します。
マックトンでは常に音質向上と研究開発に意をそそぎ、独自に開発した回路構成、究極ともいえる管球OTLの音色と、驚異的ともいえる耐久力、アンプの心臓である電源部の設計を超低インピーダンスにするなど、数々のノウハウを注ぎ込んでいます。特に、電源トランスを含めて出力トランスの設計は、回路と出力管との相互関係を解き明かし、音質にあった最適な巻線方法とコアーの品質を決めて製作しております。また、耐久性と音質に影響のあるところにはプリント基板は用いず、手作り配線となっています。その他、音色に悪影響のある3次歪みが、半導体素子にくらべて3極管等は極めて少なく、ゆえにアンプとして必要悪ともいえる負帰還(NFB)の助けをあまり受けずに済む大きなメリットがあります。当社では、プリアンプは無帰還です。
パワーアンプではスピーカーのダンピングとの整合性を得るため、NFBは最大6dB としてありますが、最適値は3〜4dBです。もし、この数値より大きな負帰還が必要とすれば、部品の性能か設計不良と考えています。アンプについて概要を記しましたが、オーディオ全般を見たとき他の機器との整合性を考えなければなりません。
特に、CDプレーヤーがデジタルくさいと悩む方が大変多くいらっしゃいますが、性能の良い球のプリアンプで再生すると、この欠点が取り除かれます。スピーカーシステムのエージングがトランジスタアンプで半年でも難しいのが、当社のOTLアンプでの再生ですぐに解決したことなど、
球の有利さは枚挙にいとまがありません。また、耐久力では群を抜いています。
OTLアンプでは、20年以上経過して初めて修理した例も数多くあります。
オーディオ機器は、音が生命です。ご自身の耳で確かめるのが、一番です。当社の試聴室ですばらしい音を聞きませんか。いつでも遠慮なくお越しください。
愛用のCDをお持ちください。そのとき、電話一本あれば大変有難いと思います。